オリックス生命 ドル建終身保険のCandle 予定利率は変動、、ではなく固定ですが、公表されていません。が、今回のはだいたい4%弱くらいではないかという噂です。
こちらがCandleの1部の保険料と解約返戻金率です。
【オリックス生命商品改定】オリックス生命ニュースVol.2022-022
そんなドル建終身 各社から発売されていますが、その裏付けとなっているのは「米国債」です。USAに私たちがお金を貸しているその金利が米国債の金利です。
この金利のここ100年間の推移が以下です。
2008年リーマンショック以降は金利4%より下がっています。2020年6月コロナ禍では0.658%です。そこから特に昨年から今年今まで金利を上げ続けています。5%に達するのではという予想です。
では、これ以降金利がどうなっていくのかが気になりますね。
近々では、金利はこれから下がるのではとなっています。その理由は金融危機かなと思っています。現在米国銀行業界では「取付騒ぎ」、それに伴う銀行株価の急落そして破綻という状況が続いています。
その一つの原因は、金利があがっているの銀行がもっている米国債の価格が下がっており、銀行の資産額が下がり信用低下しているということです。そして下位の銀行では預金利率を上げはじめていますが、上位行ではまだ0%代と低い金利のままです。
要するに人々は銀行に預けておいても仕方がないので預金を引き出して、他の株式や債券、仮想通貨、金銀等別の資産へと移し替えているのです。
米国債の信用は米国の銀行とは関係ないので、米国が大丈夫であれば米国債も大丈夫だろうと思うかもしれません。
しかし、アメリカという国が信用できるのは、これまでアメリカが他国に経済的に多大なる影響を及ぼしてきたからですね。GAMAM、テスラ等のテック企業はもとより、そもそもペトロダラーといって、世界の石油の取引は米ドルで行うことになっていたからです。軍事力でサウジアラビアを守ってあげるよということで米国はサウジを取り込んだわけです。
しかし、最近はサウジアラビアはロシア、中国、インドの3国の側につくようになっています。アセアン諸国も経済的協力関係において米国よりもその3国とより密接になってきているようです。
というような状況を考えると、今後も米国、米ドルが強いままといえるでしょうか?
過去はポンドが覇権を握り、そしてその覇権はポンドからドルに移っていきました。そう考えると近々またドルから別の通貨へということになるかもしれません。
通貨自体も今のままではありません、各国がCBDC(中央銀行デジタル通貨)というものに切り替えようとしています。様々な面でオンライン化が進んでいます。CBDCのデジタルにすると今よりももっともっと国民の管理をしやすくなります。
だれが、いつ、どういうものに、どのようにお金を使ったか、すぐにわかるからです。税金はもとより、都合の悪い(国、政府にとって)取引を差し押さえる(決済しない)こともできます。
紙や金属のお金は作るのにも保管するのにもコストがかかりますが、デジタルだとほぼただですし。
なので、ドル建終身を使うときはデジタル通貨になっているのでしょうか?
と話しがそれましたが、金利がどうかというよりそもそもで何に投資をすればよいか考えるべきですね。
いずれにしても、いまでこそ、分散投資が重要です。ドル建終身もポートフォリオの1部として活用するのがよいのではないでしょうか。